カスタマイズ
私が私として居られる場所は、スマホの中だけな気がする。
数年前の日記にあった文章。
確かに、そうかもしれない。
私は、頑なに紙の日記に移行できない。(家族に見られると全てが終わるので)
匿名でやっているこのはてなブログやInstagramに載せている文章を、家の前に張り出すことはできない。
友人に憧れの人や好きなアイドルの話はできない。
秘密主義、というやつだろうか。(そこまではないかな)
スマホのロックは頑丈である。
ふと、スマホから顔を上げたとき、驚いてしまうことがある。
TLに流れる大人たちと、家の中や教室の中の空気が違いすぎるから。
TLは私が私だけで私のために作ったもの。ブロックだってミュートだって数秒でできる。
だけど、現実の世界は、そうはいかない。
休校中、良いことがある。
スマホの壁紙を、大好きなアイドルに設定できるのだ。
見るたびに口角が上がる。ふふ、好き。
学校があっていたときは、人に見られてしまうので、無難でほどほどに洒落ている画像に設定していた。
現実とスマホの中のギャップがいけないことだと言いたいわけではない。
だけどさ、だけどさ、
現実世界も自分が生きやすいように、カスタマイズしたくない?
「わたし、それは違うと思う。」
この一言で、
部屋の中に流れる空気が変わるなら。
現実世界のカスタマイズに、チャレンジ。
今日の空は、大きくて広くて水色で、心地よかった。風が吹いていて、雲がよく流れていた。
消えそうな勇気の行方は。
「現実をカスタマイズすること」は、ある意味、「気分を転換させること」なのではないだろうか?
こころを大事に、自分を大事に。